西仙台病院は、昭和55年の開設から地域に密着した慢性期医療を提供する病院として、地域の皆さまから愛される病院を目指しています。
看護部は専門職としての自覚を持ち、患者さま、ご家族に寄り添った優しさと思いやりのある看護の提供に努めます。
チーム医療を大切に多職種と連携を取り、協働できる自立した看護師の育成をめざしたキャリア開発支援、看護師一人ひとりが生き生きと働き続けられる職場環境の改善を目標に取り組んでいます。
薬剤部の業務は、病院で使用される薬の管理。薬の保管から調剤、患者さまにお渡ししたものも含め、薬が適正に使用されているのかを確認しています。
外来患者さまには、お薬手帳をもとに薬の飲み合わせのチェックや、飲み忘れ防止のための一包化を実施。入院患者さまには安心して服薬していただけるよう、内服・注射薬を患者さまごとにセットしています。さらに、病棟の薬の保管方法や使用方法などもしっかりチェック。また、薬の情報を院内や外部から常に収集し、スタッフへ発信することで常に薬が安全に使用されるよう努めています。
発症からの期間が長くなっても、多くリハビリができるリハ強化チームや、個別性のあるプログラムを重視した精神科作業療法など、様々なニーズに応えられる体制を整えています。また、通所や訪問、外部での健康教室など地域での活動も積極的に行っており、医療から介護、予防医療まで幅広く活動しています。
慢性期でも回復をあきらめない。重症でも夢をあきらめない。スタッフが一丸となって患者さまの心身の自立を支援しています。
長期的な療養を必要とされる患者さまへ、疾患や高齢期に伴う機能の低下を考慮した、食べやすい形態の嚥下食や治療食を提供。さらに、管理栄養士が定期的に患者さまのお話を伺い、主治医をはじめ様々な職種のスタッフと情報共有しながら、お食事や栄養内容を調整します。
また、通所リハビリテーションでは日々のお食事や栄養状態を評価し、退院後や在宅での栄養に関する不安や問題点の解決に向けて、利用者さまに寄り添いサポート。さらに、院外の公開講座などにも積極的に参加するなど、“栄養”を通して地域貢献活動にも力を入れています。
広報誌『栄養科だより』では、栄養科の活動やお食事について発信しています。
検査科では、患者さまから採取された血液、尿、便から診断や治療効果の判定に役立つ情報を提供。緊急時には血液ガス分析や輸血検査を行う検体検査、患者さまにご協力いただく心電図検査や超音波検査(腹部、心臓、体表、下肢静脈や頸動脈)に加え、健診では眼底検査、聴力検査などの生理検査を実施しています。さらに、ICTやNSTなどのチーム医療にも積極的に参加しています。
臨床心理室には「こころの専門家」とされる公認心理師や、臨床心理士の資格を持つ職員が在籍しています。
入院している患者さまや当院の通所リハビリテーション利用者さまに対し、認知機能を評価する神経心理検査や、心の状態を診るための心理検査などを実施しています。また、必要な方には定期的にお会いする機会を設け、心の安寧を目指す心理療法等も行っております。これらのかかわりを通して、患者さまや利用者さまの思いや行動の意味を知り、それを他職種に伝えることで治療の一端を担っています。
また地域や同グループ内の通所リハビリテーションに出向き、認知症やメンタルヘルスをテーマとした講話を行っています。その他、令和5年1月からは心理カウンセリング外来を開設し、ご利用の方の「こころの困りごと」を解決するお手伝いをしています。
当院には、X線を用いて胸腹部や全身の骨の撮影を行う一般撮影装置、嚥下検査など様々な検査や処置を行う透視撮影装置、体内の臓器の位置や大きさが分かりやすい断面像で確認でき、病気の早期発見や診断につながるCT撮影装置、病室で胸腹部の撮影が可能なポータブル撮影装置があります。これらの装置を使用し、他部署と協力しながら患者さまの不安や苦痛を少しでも軽減できるよう、安心・安全な検査の実施と正確な画像の提供に努めております。
社会福祉士・精神保健福祉士が、次のようなお手伝いや情報提供をさせていただいております。
お困りごと、ご相談やご質問等があれば、医療相談員にご連絡ください。