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薬を飲まずに治す不眠症治療

西仙台病院では、ビジネスパーソンの睡眠のお悩みのご相談に対して、新たに始まった医療用睡眠アプリ Medcle(メドクル)を導入しました。

「睡眠薬に頼らず、根本から不眠を治したい」あなたへ

Medcleロゴ Medcleご案内ちらし

当院では、現在、睡眠薬などの不眠症治療薬を服用していない方を対象に、厚生労働省より医療機器として正式に承認・保険適用された不眠障害治療用アプリ「Medcle(メドクル)」による新しい治療を提供しております。
「薬を使わない不眠治療」として、安心・確実に効果的なアプローチを行っていきます。

こんな方におすすめです
  • 夜眠れなくて辛いけど、睡眠薬を飲むのは抵抗がある
  • できるだけ薬に頼らず、自分の力で眠れるようになりたい
  • 薬による日中の眠気やだるさを避け、仕事のパフォーマンスを維持したい

診察可能日時

9:00~12:00
14:00~17:00

あなたの不眠レベルは?

アテネ不眠尺度(AIS)でチェックしてみましょう

過去1か月間に週3回以上経験した症状について、当てはまる点数を合計してください。

質問項目(過去1ヶ月・週3回以上) 選択肢と点数
①入眠にかかる時間 0点:問題なし/1点:少し遅い/2点:かなり遅い/3点:深刻
②夜間の途中覚醒 0点:問題なし/1点:少しある/2点:かなりある/3点:深刻
③希望より早い覚醒 0点:問題なし/1点:少し早い/2点:かなり早い/3点:深刻
④総睡眠時間 0点:十分/1点:少し不足/2点:かなり不足/3点:深刻
⑤睡眠全体の満足度 0点:満足/1点:少し不満/2点:かなり不満/3点:深刻
⑥日中の気分 0点:いつも通り/1点:少し滅入る/2点:かなり滅入る/3点:深刻
⑦日中の作業・集中力 0点:いつも通り/1点:少し低下/2点:かなり低下/3点:深刻
⑧日中の眠気 0点:なし/1点:少しある/2点:かなりある/3点:激しい

判定結果の目安

  • 0~5点:正常範囲…不眠の可能性は低い
  • 6~9点:【軽症】Medcleの適応…早期ケアが有効
  • 10~15点:【中等症】Medcleの適応…日中に影響あり・要治療
  • 16点以上:【重症】医師による詳しい対面診察をおすすめします

事前にアテネ不眠尺度を測定する問診票を記入しお持ちいただくことで、スムーズに診療を受けられます。下記のボタンより問診票をダウンロードできますので、お手持ちのプリンターで印刷の上、ご記入ください。

なぜ薬を使わずに不眠が改善するの?

「薬を飲まないのに、どうやってアプリで不眠が治るのか?」と思われるかもしれません。
Medcleのベースになっているのは、欧米のガイドラインでも薬物療法より優先される「第一選択の治療法」として位置づけられているCBT-I(不眠に対する認知行動療法)です。

不眠が慢性化する大きな要因は「眠れないことへの焦り」や「眠れないのにベッドの中に長く居続けること」によって、脳が「ベッド=目が冴える場所」と誤学習してしまうことにあります。

Medcleは、毎日のアプリ操作を通じて、この脳の「誤学習(システムエラー)」を解除し、自力で正しく眠るための脳と体のリズムを再学習させる治療です。

スマートウォッチや無料アプリとの違い

「市販のヘルスケアアプリやスマートウォッチと何が違うの?」という疑問をお持ちの方も多いでしょう。最大の違いは「ただ記録するだけ」か「医学的に根拠のある医療機器として治療するか」です。

比較項目 一般の無料睡眠アプリ・スマートウォッチ 医療用不眠治療アプリ「Medcle」
目的 睡眠状態の「記録・可視化」 不眠症という病気の「治療・改善」
効果の根拠 ヘルスケア目的(×医療機器) 厚労省承認・CBT-Iに基づく医療機器
アプローチ 記録・グラフを見るだけ 指導により脳の睡眠リズムを根本から再構築
医師の関与 なし 専門医がデータをリアルタイム共有し診察で指導
入手方法 ストアで誰でもダウンロード 医師の診断と処方が必要(健康保険適用)

医療用不眠症アプリ「Medcle(メドクル)」

Medcle(サスメド株式会社開発)は、スマートフォンにインストールして医師の診察・管理のもとで利用する「不眠障害の治療を支援する目的で使用される」医療機器プログラムです。

対応環境 Android 8以上、iOS 15.0以上、日本語環境

主な機能

  • 睡眠表
  • 睡眠衛生指導
  • 刺激制御療法
  • 睡眠時間制限療法
  • 眠気検査
  • 認知療法
  • 不眠尺度の評価
  • プッシュ通知
  • 良い睡眠のための知識

患者さまが行うこと

  • 睡眠表の記録…毎日の就寝・起床・途中覚醒などを簡単入力します
  • 振り返りチャット…朝と夕の1日2回、アプリからの問いかけに答える形で生活習慣や意識を補正していきます
  • CBT-I実践プログラム…「ベッドにいる時間の最適化(睡眠時間制限療法)」や「脳と寝床の再結合(刺激制御療法)」を段階的にガイドされます
  • 医師とのデータ連携…診察時に当院の医師がリアルタイムでデータを解析・確認し、個別に的確な指導を行います
Medcleスマホの画面

対象となる方

Medcleは、適正な使用と高い治療効果を確保するため、国の定めたガイドラインに基づき対象条件が定められています。
当院では、基本的に睡眠薬(不眠治療薬)を服用しない方を対象といたします。

対象となる方

  • 現在、睡眠薬(不眠治療薬)を常用していない方
  • 医師により「軽症~中等症の不眠障害」(AISスコア6~15点程度)と診断された方
  • アプリを使った生活習慣の改善に主体的に取り組む意欲のある方

対象外となる主なケース

  • 現在、睡眠薬(不眠治療薬)を常用されている方
  • うつ病、不安障害、双極性障害などの精神疾患をお持ちの方
  • 交代勤務・夜勤がある方(睡眠時間を制限・コントロールする治療法の実施が困難なため)
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)、レストレスレッグス症候群、周期性四肢運動障害、概日リズム睡眠・覚醒障害、レム睡眠行動障害、過眠症など、他の睡眠障害の方

9週間の治療プログラムと通院の流れ

Medcleの治療期間は、全体で「9週間」です。スマートフォンでの毎日の入力と、定期的な通院診察を並行して行います。

治療プログラムイメージ
1 初回診察・適応判定
お悩みの症状、お仕事の状況(夜勤の有無など)を確認し、アテネ不眠尺度等を用いてMedcleの適応を判定します。
事前に問診表をご記入の上ご持参いただくことで、スムーズに診療を受けられます。
2 第1週(アプリ導入・初期記録)
処方後、アプリをダウンロード。1週間睡眠表を入力し、正しい睡眠衛生知識を学びます。
3 第2~9週(CBT-I治療の実践)
朝夕2回の振り返りチャットや睡眠時間の調整を行い、週1回不眠度をチェック。この間、2~4回通院していただき、医師がデータを基に診察します。
4 9週間後(治療終了)
プログラム終了。症状の改善を確認します。終了後アプリは使えなくなりますが、身についた「正しく眠るスキル」はずっと役に立ちます。

費用・保険適用について

Medcleは、健康保険が適用される医療機器です。

自己負担額の目安(3割負担の場合) 約7,650円(9週間プログラム費用 24,100円+指導管理料等の3割負担分)

2割負担の方は約5,100円、1割負担の方は約2,550円となります。

別途、初診料・再診料・検査料などがかかります。

よくある質問

Q1.過去に睡眠薬を飲んでいたことがありますが、現在は飲んでいません。対象になりますか?

はい。

現在お薬を服用されていなければ対象となります。「お薬を飲んでいない状態で不眠を改善したい方」こそ、Medcle治療の最も適した対象となります。

睡眠薬を1種類内服している場合は、適応とする可能性がありますが、症状や服薬状況をうかがってから適応を判断します。

注意:睡眠薬を自己判断で中止すると、不眠の悪化や離脱症状が出ることがあります。現在服用中の薬がある方は自己判断で中止せず、予約時ご相談ください。

Q2.毎日アプリを使う必要がありますか?

はい。

毎日の睡眠パターンを記録し、アプリの問いかけに答えることで、脳のリズムを再構築するため、9週間継続していただくことが大切です。

1回の入力は、数分程度です。

Q3.治療中に日中の眠気が出ることはありますか?

CBT-Iのプロセス(ベッドにいる時間を適正化するステップ)において、治療初期に一時的な眠気や疲労感が生じる場合があります。お車の運転や危険を伴う作業をされる方は、ご注意ください。

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