脳血管疾患や整形外科的疾患などで障害がある方に対して「起きる」「立つ」「歩く」などの身体能力の改善を行います。運動のリハビリはつらいと思われがちですが、当院では広瀬川が見える遊歩道で屋外歩行の練習をするなど、恵まれた自然環境を生かして気分が明るくなれるリハビリを心掛けています。
また、ベッド上でも関節可動域運動や筋力トレーニングを実施し、入院が長くなっても体力が落ちないようにサポートしていきます。
ストレッチやリラクゼーションといった関節可動域練習に加え「顔拭き」や「食事」、「トイレ」といった日常動作の練習を行います。また、病前行っていた趣味など、患者さまがやりたいこと、やってみたいこと、やらなきゃいけないと思っていることが実現するようサポート。院内レクリエーションなど集団活動を通して他者交流の場を提供し、退院後の社会性の強化や長期療養のメンタルケアを行うなど、心のリハビリにも力を入れています。
「話す」「聞く」「食べる」といった機能が低下している方に対して、機能回復とサポートを行っています。コミュニケーションや食事は生活の中で笑顔になれるひととき。そんな幸せを感じられるリハビリを提供します。コミュニケーションは音声や文字のみならず、表情やジェスチャーなども交えて小集団で実用的な訓練を行い、嚥下障害など摂食に関する問題には「少しでも長く、一口だけでも口から食べる」を合言葉にアプローチしていきます。
当院では、脳卒中による麻痺や骨折といった身体への障がいだけではなく、認知症・統合失調症といった脳・精神面へのリハビリも行っています。患者さまの症状に合わせ、こころと身体の両面からサポートいたします。
どのような症状でも、発症後3ヶ月間の回復期が経過すると、機能の改善が停滞してくると言われています。しかし、その後の適切なリハビリと社会参加(活動)がその後の機能回復に強く影響し、必ずしも機能が改善しないわけではありません。
実際に当院では、発症から1年以上経過しても改善した例を数多く経験しています。だからこそ、私たちは患者さまと共にあきらめずにリハビリテーションに向き合い、在宅復帰を支援いたします。