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2022年11月号「インタビュー」

栄養科だより11月号では、給食委託業者「エームサービス」管理栄養士の加藤佳民さんにインタビューしました。
エームサービススタッフのみなさま
盛り付けの様子

お食事へのこだわり

嚥下調整食の調理で大切にしているのは、“見た目”のおいしさ。献立名と料理のイメージがつきやすくなるよう、盛り付けや色合いを工夫しています。特にコード3、コード2は食材ごとにミキサーにかけることで彩り豊かに。
また、安全に飲み込むことができる形態を提供するため、日々調整を行っています。食材の種類によって酵素の濃度や増粘剤の量を変更し、大きさや厚さに配慮してカットしています。

  • ご飯
  • ぶりのみりん醤油焼き
  • なすの煮物
  • バナナ
  • 牛乳
  • 全粥
  • カレイのみりん醤油焼き
  • なすの炒り煮
  • バナナ
  • 牛乳(ヨーグルト)
  • 全粥
  • カレイのみりん醤油焼き
  • なすの炒り煮
  • りんごすりおろし
  • ヨーグルト
  • 粥ゼリー
  • カレイのみりん醤油焼き
  • なすの炒り煮
  • りんごすりおろし
  • ヨーグルト
嚥下調整食
  • コード4…箸やスプーンで切れるやわらかさ。
  • コード3…歯や義歯がなくても舌で押しつぶせる食事。口の中でまとまりやすく飲み込みやすい。
  • コード2…べたつかず、まとまりやすいペースト。さらさらしすぎず、スプーンですくうことができる食事。

日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2021より引用

行事食について

行事食は特別感や季節感を感じていただけるよう、見た目や内容、ボリュームなどを考えて調理しています。嚥下調整食も柔らかさを考慮しつつ、視覚的にも楽しんでもらえるように見た目を工夫。
普段提供しない食材などを使用することで、患者さまに喜んでいただくと同時に、エームサービス職員のモチベーション向上にもつながっています。

8月の行事食『お祭り膳』

夏祭り気分を味わっていただくため、「夏祭りといったらこれ!」といった屋台の定番メニューを盛り合わせに。なかなか病院食で食べる機会が少ないメニューを入れることで喜んでいただけるのではと思い、献立を考案しました。また、コード4やコード3もできるだけ常食に近づけ、みなさまが楽しんでいただけるよう、調理方法を工夫しています。

  • おにぎり
  • たこ焼き、から揚げ、ポテト
  • 枝豆豆腐
  • フルーツポンチ
  • 牛乳
  • 全粥(ゆかり)
  • たこ焼き、つくね、クリームパスタ
  • 枝豆豆腐
  • フルーツポンチ
  • 牛乳
  • 全粥(ゆかり)
  • イカ焼き、コーン、フランクフルト
  • 枝豆豆腐
  • フルーツ盛り合わせ(いちご、パイン)
  • ヨーグルト

9月の行事食『敬老膳』

入院していても季節感が感じられるように、旬の食材をふんだんに使用しました。コード4の天ぷらは、薄く衣をつけて、さっと揚げたため見た目や味は常食と変わりませんが、柔らかく食べやすい仕上がりに。コード3はできるだけ見た目、味を常食やコード4に近づけて、切り方にも工夫を凝らして彩りにこだわりました。

  • 赤飯
  • 天ぷら盛り合わせ(えび・ちくわ・なす・大葉)
  • もずく酢
  • さつま芋ぜんざい風
  • 赤粥
  • 天ぷら盛り合わせ
  • オクラととろろの酢の物
  • さつま芋ぜんざい風
  • 牛乳
  • 赤粥
  • 天ぷら風盛り合わせ
  • 酢の物
  • さつまいもプリン黒ゴマソース
  • ヨーグルト

栄養科新聞

2022年11月の栄養科新聞では、リハビリテーション科技士長による検食を紹介してます。

 

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