すべてのお知らせ

リハビリテーションについて

リハビリテーションの役割分担

病気やケガの症状により、リハビリテーションの役割は異なります。「急性期」では病状が不安定な急性期の患者さまに対して状態の早期安定化に向けて、「回復期」では急性期を経過した患者さまへの在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供します。また、病院を退院してご自宅や施設で社会生活を送りながらリハビリテーションを行う時期を「生活期」と言います。当院では「急性期」と「回復期」のリハビリテーションを行っています。

急性期リハビリテーション

脳卒中や骨折などの急な病気やケガの発症から数日後~1ヶ月程の期間に実施されるリハビリテーション。発症からできる限り早い段階で行われ、患者さまをなるべく元の状態に戻すことを目的としています。
当院では手術を受ける前の患者さまに対して積極的にリハビリを行い、手術後の合併症や入院による身体の機能低下を予防します。また、手術後もなるべく早くリハビリを開始することで、早期回復へとつながります。

提供量

【2.35単位×20分】
当院の急性期リハビリテーションでは1日あたり平均47分の個別リハビリテーションを提供しています。

術前リハビリ介入率

主治医の判断のもと、手術前からリハビリを行っていきます。そうすることで、手術後に起こり得る合併症や筋力・体力の低下、食欲や筋力量の低下などを防ぐ効果が期待できます。

術後リハビリ開始日数

手術後になるべく早い時期からリハビリを行うことで、身体の早期機能回復が期待できます。ベッド上で実施するなど、無理のない範囲で行っていきます。

回復期リハビリテーション

病状は安定したが活動の障害が残り、在宅・社会復帰がそのままでは難しい患者さまが急性期病院から回復期リハビリテーション病院・病棟へ転院・転棟し、集中的にリハビリテーションを行います。

病棟基準

回復期リハビリテーションは、1日に受けられるリハビリの単位数・種類、重症患者の割合などにより、6段階の病棟基準に分類。
当院は、最も高い病棟基準となる「回復期リハビリテーション病棟入院料1」を満たしており、質の高いリハビリプログラムを患者さまとそのご家族に提供しています。

実施日数・時間

休日を挟むことで動きを忘れてしまったり、せっかく身に付いた筋力が衰えることがないよう、患者さまの状態に合わせて土・日、祝日も休まずリハビリを実施しています。また、1日最大3時間、集中的な訓練で一日も早い在宅復帰を目指します。

提供量

【7.38単位×20分/全国平均6.46単位】

当院の回復期リハビリテーションでは1日あたり平均2時間27分の個別リハビリテーションを提供しています。

実績指数

実績指数とは「入院から退院までの間にどれだけADL(日常生活動作)が改善したか」「在院日数が何日なのか」という点に着目し、算出されます。実績数値が高い病院ほど、より短期間で効果の高いリハビリテーションを提供する病院であると言えます。

在宅復帰率

より多くの患者さまがご自宅での生活に戻られています。
自宅環境の提案や公共交通機関を利用しての外出訓練、ご家族への介助指導など、退院後の生活までしっかりサポートします。

生活期リハビリテーション

退院後のフォローアップとして、外来リハビリテーションを行います。
患者さまは在宅生活に戻ってから機能の変化を感じる方が多く、退院されて病状が落ち着いている分、集中して自主トレに積極的に取り組まれる方もいらっしゃいます。そのため、外来リハビリ開始後は機能が回復しやすいケースも多く見られます。

オーダーメイドのリハビリ

病気や症状によってリハビリテーションの内容はさまざま。
医師の診断のもと、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)が専門的に評価し、急性期・回復期・生活期の各時期に応じて、入院または外来でのリハビリテーションを行います。

さらに、生活上の課題に関するご相談にも応じながら、患者さま一人ひとりに寄り添った「オーダーメイドのリハビリ」を提供します。

チーム医療

リハビリテーションで患者さまに関わる職種は8職種以上。医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、薬剤師、管理栄養士、医療相談員などの職種が、多職種連携で患者さまをサポートします。

利便性

当院は仙台市中心部に位置し、退院後の公共交通機関の乗り降りやご面会に便利。また、朝市での人込みになれる練習や、お買い物の練習などにも適した環境です。

SNS CONTENTS