患者・家族等に対し適切な説明と話し合い(ACP)を行い、患者本人の意思決定を基本として医療・ケアを進めていきます。
「ACPは将来の医療・ケアについて、本人を人として尊重した意思決定の実現を支援するプロセスです」。ACP実践のために、本人と家族等と医療・ケアチームは対話を通して本人の価値観・意向・人生の目的などを共有し、理解した上で意思決定のために協議することが求められます。ACPの実践によって、本人が人生の最終段階に至り意思決定が困難となった場合も、本人の意思をくみ取り、本人が望む医療・ケアを受けることができるようにします。
本人の意向に沿った、本人らしい人生の最終段階における医療・ケアを実現し、本人が最期まで尊厳をもって人生を全うできるよう支援することを目標とします。
ACPの主体は医療・ケアを受けるすべての人であり、すべての世代が対象ですが、長寿社会である日本においてACPの主体の多くは高齢者になります。人生の最終段階を見据え、がんか非がん疾患かを問わず、通院あるいは入院にて医療を受けている本人はその医療機関においてACPを開始することが望ましいです。また、医療を受けていない高齢者においても、要介護認定を受ける頃までにはACPを開始することが望ましいです。すでに介護施設に入所している高齢者においては、その施設において直ちにACPを開始すべきです。すでに意思表示が困難な状態となっている場合であってもACPの開始を考慮すべきです。近い将来には要介護の段階や健康段階を問わず、できるだけ早めに、可能な場合は壮年期からACPを開始することを推奨します。疾患や障がいによっては小児期や青少年期から行う場合も想定されます。
ACPの実践者は、本人、家族等そして本人に関わる多職種の医療・ケア従事者です。
ACPをご希望の方、ご相談は下記担当者へお問合せください。