「起きる」「座る」「立つ」「歩く」などの基本的な動作をしやすくするための練習やアドバイスを行います。練習内容は様々にありますが、関節の動きや筋力などを検査したうえで、その方に合った最適な運動療法や物理療法を行います。
リハビリ室での実施はもちろん、病室や病棟での練習、自宅に訪問しての家屋調査・介助指導など、目標に応じた練習プログラムで、実際の生活が良くなったことを感じていただけるよう、結果にこだわったリハビリを実施しております。
「からだ」と「こころ」のリハビリを行います。
「からだ」のリハビリでは、食事・更衣・排泄・入浴など生活に必要な行為が楽になるような練習をします。例えば、自力での食事が難しい方にはスプーンですくう動作の練習だけでなく、持ちやすい食器にするなどの工夫をして、環境面からのアプローチも行います。
「こころ」のリハビリでは、精神面に障害のある方へのサポートを行います。また、どなたでも病気やケガをすると気持ちが沈んでしまうことがありますので、すべての方がリラックスしてリハビリに取り組める雰囲気作りを心がけております。
すべての方が、その人らしく豊かに生きることを支援します。
コミュニケーションや食べることに問題を抱えた患者さまに対してリハビリを行います。
言語訓練では、発声や聞き取りといったことばのやり取りに留まらず、指差しやジェスチャーなど、あらゆる手段を活用し、コミュニケーションが少しでも円滑になるよう支援します。
嚥下訓練では、レントゲンで飲み込む様子を見ることが出来る嚥下造影検査などを必要に応じて行い、安全に食べるための練習やアドバイスを行っています。
「話したい」「食べたい」気持ちに寄り添い、サポートいたします。
当院では、回復期から慢性期、在宅復帰後まで幅広いリハビリテーションに対応しております。患者さまの症状やご希望に合わせ、適切なリハビリテーションをご提案いたします。
どのような症状でも、発症後3ヶ月間の回復期が経過すると、機能の改善が停滞してくると言われています。しかし、その後の適切なリハビリと社会参加(活動)がその後の機能回復に強く影響し、必ずしも機能が改善しないわけではありません。
実際に当院では、発症から1年以上経過しても改善した例を数多く経験しています。だからこそ、私たちは患者さまと共にあきらめずにリハビリテーションに向き合い、在宅復帰を支援いたします。